★☆もしもKinkiKidsが精神科医だったら3☆★~カルテ3~

しかし、光一の真の関心事は、別のクランケにあった。多分、自分が残業なんてしていると剛

が気にして接触してくると察知した光一は機転を利かして、患者から預かっていたセーラー服

に袖を通し、カムフラージュしたのだった。

まんまとだまされた剛は、「それじゃぁ!」と帰っていった。

一人きりになった光一は、そっとカルテを開く。17歳の女の子。病名は、うつ病。

彼女は、地元でも有名な、女子高に通っていた。しかし、友人関係に悩み、登校拒否。

ほぼ、引きこもりのような生活を送っているという。

しかし、光一の一番の悩みは、彼女の病状だけではなかった。

彼女は、光一にストーカー行為を繰り返していたのだった。最初は、可愛いラブレターをくれた

患者さん。そういう思いで、光一も手紙を受け取っていた。

しかし、その手紙がいつしか週に1、2通。。。それが、今に至っては毎日来るのだ。

それも、病院宛に送られてくるとあり、光一は誰にも悟られぬよう自らの日課として、郵便ポス

トへ、郵便物をとりに行くのだった。

今日は、その彼女の予約日・・・・。

花曇の午後。彼女は現れた。

少し頬を上気させて、まるで熱に浮かされたように。

光一Dr>いかがですか?気分は、どう?

クランケB>・・・・あまり・・・・・。
       ふしめがちに光一を見る

光一Dr>ふぅむ。(あごに手をあてる)気持ちが、沈んだり?今、何で悩んでるかな?

クランケB>眠れないので・・・・。

光一Dr>そうかぁ。眠れないのは、しんどいからなぁ。じゃぁ。今日から、眠れるように薬を調       整しましょう!
          
       やさしく、微笑むとカルテに処方箋を書き出した。

光一Dr>じゃぁ。また、来週、同じ時間で、来て下さい。

クランケBは、眩しそうに光一を見つめて、何か言いたげな面持ちでいたのだが、何も語ること

なく、診療室を後にした。

光一は、「さて。どうしたものか・・・」と悩んでしまった。

このままクランケとして治療に専念するのが優先なのだが、手紙だけのストーカー行為という

のが微妙で、難しい問題なのだ。

もう少し、彼女とは深いところで、話し合っていかないと問題の解決にはつながらないと感じた

からだ。

光一のデスクの一番下の鍵のかかる引き出しは、100通を超える、彼女からの手紙がきれい

に並べられていた・・・。

~つづく~

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