★☆もしもKinkiKidsが精神科医だったら3☆★

桜の花びらが風に舞い飛ぶ季節から、そのクリニックは長い間、改装工事に入っていた。

優しく桜の花を愛でながら、一人たたずむ男。

「もう少しだな・・・・。」

彼の視線の先には、2階建ての鉄筋コンクリート。しかし、威圧感は全く、感じさせない。

その理由のひとつ。外壁が、この桜色だったからである。

そして、その建物の玄関には大きな桜の木が1本。

「堂本メンタルクリニック」この病院は、心優しき精神科医である二人の堂本ドクターの汗と涙

の結晶といえる。

クリニックは、外来(通院)患者中心だ。

これから完成するクリニックは2階のフロアが一続きになっており、診療室こそ個室になってい

て防音設備も整っているが、広々としたホテルのような空間。

「では?1階は?」

心配ご無用・・・・・。しっかり、光一ドクターの愛車フェラーリのガレージとなっている。

ちなみに、剛ドクターの愛車(自転車とも言う)も駐輪可能です。


「なぁんやぁ!!クリニックの私物化やぁ~ん!!」

と。突然、光一ドクターの背後から大きな声が響いた。


「うぉおおお!!びっくったぁーーーー!!!!」

ガレージ内にいて、ひとり、にやにやしていた光一ドクターに声をかけてきた人物は、もう一人

の、このクリニックのドクターである堂本剛・・・その人だった。

「なぁんやぁ。一人で、にやけてからにぃ。気色悪いなぁ。」

「悪かったなぁ。」

「おぉおお!?なんや?もっと毒づくと思ったのにぃ・・・。」

剛が突っ込むと、光一は踵をかえし「いや。今、ちょっと我に返った。」

そういって、ニッコリ笑うと剛に近づいて、彼の肩にポン!と右手を乗せて、その場から立ち去

った・・・・・。

「おーい!俺置いて、どこ行くねぇーーーん!!!!」

剛の声は、桜舞う宙を飛び、光一の背中の前で見事に玉砕した。



~つづく~

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