★☆もしもKinkiKidsが精神科医だったら3☆★~カルテ5~

午後の診療時間となった。剛のクランケCが面白くなさそうに、どっかとソファに身を沈めた。

しばらくして受付でCが呼ばれ、渋々、中待合室の長椅子に座った。

剛Dr>   Cさぁん。お待たせしましたぁ。どうぞぉ。
     
        クランケCは、剛の待つ診療室へ・・・・。椅子に座る。

クランケC>先生・・・。ウチの家族、すげぇ、うざいんだよねぇ。だから家出て、一人暮らしした       
        いんだぁ。

剛Dr>   ほぉ~♪いいやん?一人暮らし。気持ち的に、そのほうが楽なんとちゃうかぁ?

クランケC>先生!?マジで?マジに、そう思ってくれんの?!

剛Dr>    うん。自立することは、エエことやでぇ。その代わり自己責任というやつがあるけ

        どな?それでも、家族に気を遣って生活するよりも気持ち的に落ち着くと思う。

        クランケCは、剛の言葉に身を乗り出して聞き入っている。

剛Dr>    ただしだ・・・・。一人暮らしするには、全部一人で手続きせんといかんでぇ。

クランケC> ・・・・・。なんか、面倒くさそうだけど、やってみる!!

剛Dr>     あとは、きちんと薬を飲むこと!!・・・ね?君の親かて、すごく心配してる。

         だから、病気とも、きちんと向き合って、少しずつ少しずつ治していこぉなぁ。

        剛は、そういって、処方箋を書き出した。

クランケC>分かりました。私。これから、ちゃんと自分の病気のこと知ろうと思います。

       先生の、薬も、のんでみる。


剛Dr>   はい。これからは、そうやって自分の病気と仲良うやってこうなぁ!?


クランケC>・・・・でも、時々、キレるけど・・・。

剛の背後には、半透明の大きな窓があり、オレンジ色の夕日が差し込んできた。

しばらく、時間を忘れて2人で、見とれていた。

そして、剛はゆっくりと「キレるのもなぁ?病気さんのすることだから、焦らず、治していこう

な?」

こういって、Cに来週の予約を取り付け、見送った。



外来の診療も終わり、剛は休憩室へ。

光一たちが、楽しげに話をしている。

「第一関門突破やなぁ。」

剛の姿を見ると、開口一番、光一が笑った。

スタッフも、嬉しそうに剛を見つめている。

「剛先生・・・コーヒー、どうぞ

「なぁんやぁ!いつもは、セルフサービスです!言うてるのに、今日は、待遇いいなぁ!」

休憩室は、いつになく和やかな空気に包まれていた。



~つづく~

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この記事へのコメント

2008年01月19日 22:26
うわぁ~♪剛ドクターの優しい口調が…癒されるわぁ。いい先生だなぁ。こんなドクターに「少しずつ治していこぉなぁ~」って言われたら…「はい!」って答えるよりも「うん♪」って言っちゃいそう(笑)予約日とは関係なく、癒されに行きたくなるぅぅ。薬以上に効果ありそう。
SHINE
2008年01月20日 14:41
>チビにゃんちゃん
剛ドクターは癒し系なら、光一ドクターは思いやりがありながらも冷静沈着な真逆な存在。
そうなの。薬以上に、コミュニケーションが一番、大切なのよねぇ。
それが、分からない医師は、本当は、やめて欲しいくらいだよ。
だから、これは、そういう精神医療の現場に一石を投じたいという思いもあるんです。
是非。癒されにいらしてくださいなぁ♪
愛戦士桜
2008年01月21日 12:20
あーえらい来るのが遅なってしもて(汗)
一気にここまできたよー。
剛センセも光一センセも それぞれにいいカラーだね!
心の病気には薬だけじゃだめだもんね。SHINEにしか書けない物語、桜も勉強になります。ありがとね^^
SHINE
2008年01月21日 16:53
>愛戦士桜ちゃん
ありがとうねぇ♪そうだね?2人の、そのまんまの個性を出しているからね?
そうなの。薬だけじゃぁ、治らない難しい病気です。
それには、本人も病気と向き合って、前向きに治療することが必要だし。
私が、経験者だからね?書けるんですけどね?(笑)
病気に関わらず、根本的に人間が抱えた問題であったり悩みだったりするので、それは、人との関わりの中で助けられて、救われたりするのだと思います。
2008年01月21日 20:39
これが本当の診療風景なんだよね。そこにドラマなんか必要ない。
患者さんは切羽詰まってきてるわけなんだから。テレビや小説の世界に馴らされてしまって、本当のことが見えなくなってるんだよね。知ってもらうのはいいけれど、盛り上げるために、誤解をまねくような描き方をしては、本末転倒だもんね。うん、肝に銘じます。
SHINE
2008年01月21日 22:37
>Rainちゃん
そうなんですぅ。深刻ですよぉ。こういう病気は、偏見が多いので、どうしても描き方を注意しないと、大変なことになってしまいます。
けっして「おかしい人」という見方で読まれてしまうことは本意ではありません。あくまで、病気がさせる症状ということで読んでいただけると非常にありがたいです。

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